防虫のメカニズム
小さな虫は、視覚や聴覚が発達していないのでニオイ(フェロモン物質)に頼って行動しています。
たとえば、エサを探したり、オス・メスを見分けたり、仲間と交信をしたり・・・、これらの多くをニオイを頼りに行なっています。
もし、ニオイが少なくなると、エサの位置や仲間の位置が分かりにくくなります。
そして、虫たちは栄養を取ったり、卵を産んだりすることができなくなり、結果的に数が減少していきます。
ミラクリーンはこのような方法で、防虫を実現していると考えられます。
一般的な防虫剤との違い
一般的な防虫対策 | ミラクリーンRの防虫対策 | |
成分 | 殺虫剤、農薬など | ミネラル成分の消臭剤 |
メカニズム | 害虫の嫌がる成分を散布・蒸散して害虫を逃がす | 臭いをなくして、害虫が住みにくい環境にする |
安全性 | 触れると皮膚の炎症などのおそれがある | 口に入っても問題ないほど安全 |
つまりミラクリーンは、安全なのに防虫出来るという特長があるので、小さなお子さんのいる家庭や、ペットを飼っている家庭でも安心してお使いいただけます。
ミラクリーンを使った防虫対策
台所周りのゴキブリの防虫対策
台所にミラクリーンRを噴霧することで、ゴキブリ対策と、消臭対策ができます。
- 台所の壁…1か月に1回程度
- 食器棚の裏、シンク下…6か月に1回程度
シンク下など密閉された場所にスプレーした後は、よく換気してしっかり乾燥させてください。
食器棚やシンク下には、安心シートが便利です。安心シートは、ミラクリーンRを浸み込ませたシートで、防虫効果は1年間持続します。
※注意:ミラクリーンRは水溶性なので、水まわりには使用できません。
米びつの虫の防虫対策
米びつの防虫対策としては、唐辛子や乾燥したニンニクを入れることが知られていますが、臭いが気になります。
ミラクリーンRを使うと臭いも気にならないので便利です。
キッチンペーパーにミラクリーンをたっぷり(ポタポタ落ちるほど)しみ込ませ、1~2日陰干しして完全に乾かします。
そのキッチンペーパーを米びつの中に入れておくと、虫やカビの発生を防ぎます。
ミラクリーンRは食品に触れても問題ない安全性なので、安心してお使いいただけます。
「安心シート」を使えば、キッチンペーパーを乾かす手間がかからないので便利です。
布団のダニ対策
布団を干して、掃除機でしっかりホコリやダニの死骸を取った後、ミラクリーンRをスプレーします。
シングル1枚で5ml(500ml入り:5ショット、100ml入り:15ショット)が目安です。
スプレーしたあとは、完全に乾くまで押入れに入れないで、室内で乾くまで待ってください。
防虫効果試験
ミラクリーンの防虫効果は、財団法人日本紡績検査協会(ボーケン)で試験していただき、実証されています。
代表的な衣類害虫 コイガの幼虫の忌避効果試験
実験方法
ガラスシャーレに、半円に切ったミラクリーンを浸透させた紙と、未加工の紙を半分ずつ敷く。
中央にエサとなる魚の粉末を置いて、コイガの幼虫25匹をシャーレ内に放つ。
72時間静置後の個体数を数えて、3回試験を行った平均値より、忌避率を計算する。
実験結果
3回の試験を行い、幼虫の数の平均値は
- 未加工紙…21.5匹
- ミラクリーンR加工紙…3.5匹
(21.5-3.5) ÷ 25 = 忌避率72%
ダニ(ヤケヒョウヒダニ)の忌避効果試験
実験方法
大きなガラスシャーレ(直径45mm)の中に、小さなガラスシャーレ(直径90mm)を設置したものを2組用意する。
それぞれ、シャーレの間に、ヤケヒョウヒダニ10,000匹を投入する。
小さいシャーレの中に、ミラクリーンを浸透させた紙と、未加工の紙を、それぞれ敷く。
中央にはエサとなる粉末飼料を置く。
24時間後、小さいシャーレの中に集まったダニの数を数える。
実験結果
3回の試験を行い、幼虫の数の平均値は
- 未加工紙…21.5匹
- ミラクリーンR加工紙…3.5匹
(2143-354) ÷ 2143 = 忌避率83.5%
ミラクリーンRをご家庭でご利用中の方は、ぜひ防虫にもご活用下さい。