鮮度保持剤には色々なしくみを使ったものがありますが、ハーパーベンソンの鮮度保持剤セルアシストはちょっと変わった考え方で生鮮品の鮮度を保持しています。
生きていると腐らないのはなぜ?
鮮度保持の技術を開発するときに、私たちは、まずそう考えました。
植物は、大地に根を張っているときにはめったに腐ったり傷んだりしません。
それなのに、その植物を刈り取ったとたん、どんどん劣化が進み、腐ったり、カビが生えたりします。
そもそも、土の中には多数のバクテリアがいます。カビの菌もたくさんいます。
バクテリアに囲まれてるのに、生きてる植物は腐らないしカビが生えません。
動物だってそうです。
命が途絶えたとたん、バクテリアの繁殖が始まり、腐食が始まります。
生きている動物が腐ることなんてないですよね。
「水」が鮮度保持のポイント
つぎに私たちは、生きているときと死んでいるときの違いを考えてみました。
死んだときに変わること・・・?
刈り取ったときに変わること・・・?
そこで、気がついたのが「水の循環」についてです。
生きている植物は、常に根から水分を吸収しています。
根から吸収した水分は、体の中を水を循環して、葉から蒸散されます。
植物の細胞は、90パーセント以上が水分というものも少なくありません。
体の大部分を占める水分は、つねに植物の体の中を循環し、動いています。
しかし、刈り取った植物はその水を循環させることができません。
水の循環が止まったとたん、腐り始めるのです。
つまり周りにいた多数のバクテリアたちが繁殖を始めるのです。
細胞内の水分を若く保つ?
セルアシストのメカニズムについては企業秘密なので、残念ながらこのホームページでお伝えすることはできません。
ただ、勘の鋭い方は、なんとなくお分かりいただけたと思います。
水が動いていれば、生きている時と同じように、腐ることがありません。
セルアシストは、細胞内の水分に、「ある刺激」を与えて、生体が「あたかも生きているかのような」環境を作るために研究を重ねて完成した製品です。
これをハーパーベンソンでは「細胞活性技術」と呼んでいます。
セルアシストはこの、「細胞活性効果」に加えて
・カビの繁殖を抑える効果
・植物の劣化を促進するといわれるエチレンガスの影響を軽減する効果
という3つの効果で多面的に生鮮品の鮮度を維持します。