ミラクリーンおまけ情報

食品を長持ちさせる技術の開発中に、うまれた抗菌消臭剤

 ミラクリーンは、その高い性能が認められて、主に消臭剤として自衛隊や警察、カーディーラーなど、さまざまな施設ででご利用いただいています。

 しかし実は、消臭剤を作ろうと思って開発した商品ではないのです。

 ミラクリーンは、鮮度保持剤「セルアシスト」の開発中に生まれた商品なのです。

食品の鮮度保持に必要なこと

ハーパーベンソンの開発チームは昭和61年ころから、食品の鮮度保持剤を開発するため、次の3つの技術を研究していました。

 1.食品に薬品をつけないで、細菌の繁殖を抑止する技術

 2.食品に薬品をつけないで、老化ガス(エチレンガス)を破壊する技術

 3.食品に薬品をつけないで、細胞の老化を防ぐ技術

それは、病院の開発依頼から

 食品の鮮度保持剤の研究開発を始めて5年ほど経った平成3年のある日、ある病院からMRSAによる院内感染対策について相談がきたのです。

 通常、病院内ではエタノールなどの消毒剤で、手すりや壁やあらゆるものを除菌消毒しています。

 しかし、空中を浮遊する病原菌を消毒することはできません。

 そこで、わたしたちの開発していた技術、「食品そのものに薬品をつけないで、細菌の繁殖を抑止する技術」を用いれば、院内感染を防ぐことがわかったのです。

 おりしも、上の3つの技術のうち2つが完成していたころでしたので、早速、ミラクリーンを商品化して、使っていただくことになりました。

思いがけない消臭機能

 病院で抗菌剤として使っていただいていると、思いがけない反響がありました。

 「ニオイが消えて助かっています」

 食品の鮮度保持のために開発していた、「ガスを破壊する技術」が、悪臭のガスも破壊していたんですね。開発チームにとっても、思わぬ副産物でした。

テレビショッピングをきっかけにヒット

 その後、「知る人ぞ知る、強力な消臭剤」として、業務用でじわじわと広まってゆきました。専門的な業務用製品ですから、まさかご家庭でご使用いただくことになるとは当時は思いもよりませんでした。

  しかし、販売開始から10年目の平成13年から、テレビショッピングで紹介されるようになり、ペットオーナーの方をはじめとして、多くの方にご家庭でご使用いただくことになり、現在に至っています。

 皆様のご愛顧に、心より感謝するとともに、これからもわたしたちの商品が、多くの方のお役に立てるよう、開発、営業を続けてまいります。

 ちなみに、鮮度保持剤セルアシストは、ミラクリーンに遅れること3年、ようやく商品化され、輸入商社や農協などでご活用いただいています。