セルアシストをご使用いただく前に、厳正な効果試験を行っていただくことをおすすめしております。

効果試験にあたりましては、下記の説明をよくお読みいただき、商品について深くご理解いただいた上で、実施していただきますようお願いいたします。

「セルアシスト」が鮮度劣化の防止に貢献し、生産される方、販売される方、購入される方、みなさんを幸せにできますことを、心より願っております。

はじめに

一般に「鮮度保持剤」と呼ばれているものは「吸水・除湿」や「抗菌・殺菌」といった機能で、食品が傷むのを防ぎますが、セルアシストは、3つの鮮度劣化要因に注目し、それらを防止するために開発しました。

3つの要因とは、「細菌・カビの繁殖」 「エチレンガスによる老化」 「細胞の劣化」です。

上記3つの要因のうち、「細胞の劣化」については、当社独自の技術「細胞活性」により、進行を抑えます。

植物も動物も、命が絶たれると腐食が始まります。それは、生体内の水の循環が止まることが原因の一つだと私たちは考えました。

セルアシストは、生体の細胞内の水分子に働きかけ、分子に振動を促し、細胞があたかも生きているかのような状態に保ちます。ですから、腐食を防ぐことができるのです。その効果は、遮蔽物がない場合、半径2メートルほどの範囲の生体に及ぶ場合があります。

また、本製品は、重金属類など人体に悪影響のある物質を含まないので、食品衛生法に基づく容器包装資材の基準をクリアしております。

基本的な使用方法

セルアシスト使い方 セルアシストは生物を対象にしますから、気象条件や季節などによって生体の個体差が生じ、鮮度保持の結果も異なります。そのため、対象によって使用方法を変える必要があります。

ですから通常は、試験の結果やコストに応じて、弊社より使用方法をご提案させていただいております。

基本的な使用例としては、ケースが高さ30cm程度の場合、ケースの底面とほぼ同じ大きさにカットしたセルアシストを2枚用意し、底面と上面(フタの内側)に1枚ずつ入れて、産物をはさむ形で使用します。(右図参照)

試験実施にあたっての注意事項

3通り以上で比較・・・セルアシストを「使用しない場合」「多めに使用した場合」「少なめに使用した場合」といったふうに、少なくとも3通り以上で比較してください。

条件をそろえる・・・比較にあたっては、収穫日、温度、湿度などを同じ条件で整えて保管し比較してください。

比較対象同士を近づけない・・・セルアシストは、広範囲に鮮度保持効果を及ぼす場合がございますので、比較試験を行なう場合は、検体同士の距離をなるべく2m以上離してください。

濡らさない・・・鮮度保持成分は、水溶性ですので、水で濡れると効果がなくなる場合がございます。

検体数は多く・・・生体には個体差がありますので、なるべく多くの検体で比較してください。

報告書に記録する・・・比較項目(色、弾力、ドリップなど)をリストアップした試験報告書を作成してください。
以下のポイントに注目していただくと、効果を確認しやすいと思います。

  • 腐食や、カビの程度
  • 野菜の色の変化(三つ葉、大葉などの黒変、キャベツの黄変)
  • ブドウ、サクランボなどの脱粒、軸の色
  • 歯ごたえ(きゅうりなど)
  • 肉や魚のドリップ(体液の流出)・・・・・など

セルアシストが効力を発揮できない場合

セルアシストは本来、生鮮品の収穫直後に使用し、店頭に並ぶまで鮮度を保持する目的で利用されます。

収穫直後の植物は細胞がまだ生きており、その細胞が劣化するのを防ぐのが主な役割です。

そのため、収穫からセルアシストを使用するまでの時間が短いほど、効果を発揮しやすくなります。

極度に多い農薬を使用した場合、腐食やカビの発生や虫食いを抑える一方、植物自体の細胞は死んでいる場合があります。そういった場合、セルアシストを使用しても差異が現れないケースがございます。

同様に、腐食防止加工やワックスなどの加工をしている場合も、もともと未加工の状態よりも見た目の鮮度が長持ちするので、セルアシストの効果を確認できない場合がございます。

また、冷凍保存を経た場合、冷凍することにより細胞内の水分が膨張して細胞膜を破壊してしまうので、セルアシストの効果を発揮できない場合が多いです。