ミラクリーンは、非常に強力な業務用消臭剤ですが、消臭だけでなく、ダニなどの害虫を防ぐ効果もあります。

防虫のメカニズム

防虫のメカニズム

小さな虫は、視覚や聴覚が発達していないのでニオイ(フェロモン物質)に頼って行動しています。
たとえば、エサを探したり、オス・メスを見分けたり、仲間と交信をしたり・・・、これらの多くをニオイを頼りに行なっています。

もし、ニオイが少なくなると、エサの位置や仲間の位置が分かりにくくなります。
そして、虫たちは栄養を取ったり、卵を産んだりすることができなくなり、結果的に数が減少していきます。

ミラクリーンはこのような方法で、防虫を実現していると考えられます。

一般的な防虫剤との違い

一般的な防虫対策 ミラクリーンRの防虫対策
成分 殺虫剤、農薬など ミネラル成分の消臭剤
メカニズム 害虫の嫌がる成分を散布・蒸散して害虫を逃がす 臭いをなくして、害虫が住みにくい環境にする
安全性 触れると皮膚の炎症などのおそれがある 口に入っても問題ないほど安全

つまりミラクリーンは、安全なのに防虫出来るという特長があるので、小さなお子さんのいる家庭や、ペットを飼っている家庭でも安心してお使いいただけます。

ミラクリーンを使った防虫対策

台所周りのゴキブリの防虫対策

台所にミラクリーンRを噴霧することで、ゴキブリ対策と、消臭対策ができます。

シンク下など密閉された場所にスプレーした後は、よく換気してしっかり乾燥させてください。

安心シート

食器棚やシンク下には、安心シートが便利です。安心シートは、ミラクリーンRを浸み込ませたシートで、防虫効果は1年間持続します。

※注意:ミラクリーンRは水溶性なので、水まわりには使用できません。

米びつの虫の防虫対策

米びつの防虫対策としては、唐辛子や乾燥したニンニクを入れることが知られていますが、臭いが気になります。

キッチンペーパーにミラクリーンRミラクリーンRを使うと臭いも気にならないので便利です。

キッチンペーパーにミラクリーンをたっぷり(ポタポタ落ちるほど)しみ込ませ、1~2日陰干しして完全に乾かします。
そのキッチンペーパーを米びつの中に入れておくと、虫やカビの発生を防ぎます。
ミラクリーンRは食品に触れても問題ない安全性なので、安心してお使いいただけます。

「安心シート」を使えば、キッチンペーパーを乾かす手間がかからないので便利です。

布団のダニ対策

布団を干して、掃除機でしっかりホコリやダニの死骸を取った後、ミラクリーンRをスプレーします。

シングル1枚で5ml(500ml入り:5ショット、100ml入り:15ショット)が目安です。

スプレーしたあとは、完全に乾くまで押入れに入れないで、室内で乾くまで待ってください。

防虫効果試験

ミラクリーンの防虫効果は、財団法人日本紡績検査協会(ボーケン)で試験していただき、実証されています。

代表的な衣類害虫 コイガの幼虫の忌避効果試験

コイガの幼虫忌避試験イメージ コイガの幼虫忌避試験グラフ

実験方法

ガラスシャーレに、半円に切ったミラクリーンを浸透させた紙と、未加工の紙を半分ずつ敷く。
中央にエサとなる魚の粉末を置いて、コイガの幼虫25匹をシャーレ内に放つ。
72時間静置後の個体数を数えて、3回試験を行った平均値より、忌避率を計算する。

実験結果

3回の試験を行い、幼虫の数の平均値は

  • 未加工紙…21.5匹
  • ミラクリーンR加工紙…3.5匹

(21.5-3.5) ÷ 25 = 忌避率72%

ダニ(ヤケヒョウヒダニ)の忌避効果試験

ダニの忌避試験イメージ ダニの忌避試験グラフ

実験方法

大きなガラスシャーレ(直径45mm)の中に、小さなガラスシャーレ(直径90mm)を設置したものを2組用意する。
それぞれ、シャーレの間に、ヤケヒョウヒダニ10,000匹を投入する。
小さいシャーレの中に、ミラクリーンを浸透させた紙と、未加工の紙を、それぞれ敷く。
中央にはエサとなる粉末飼料を置く。
24時間後、小さいシャーレの中に集まったダニの数を数える。

実験結果

3回の試験を行い、幼虫の数の平均値は

  • 未加工紙…21.5匹
  • ミラクリーンR加工紙…3.5匹

(2143-354) ÷ 2143 = 忌避率83.5%

ミラクリーンRをご家庭でご利用中の方は、ぜひ防虫にもご活用下さい。